台湾といえば本場の中華料理。北京、上海、広東をはじめ、中国各地の料理が何でも そろっているのが台北です。もちろん、台湾ならではの台湾料理や、夜市の 屋台料理も台湾旅行の醍醐味です。 街を歩くと、レストランや食堂の数の多さに驚くことでしょう。 ちなみに、中国語では、「料理」は「菜」といいます。 このページでは、陽達旅行社が主に利用しているレストランを ご紹介します。

北京料理

宮殿や皇族の調理師たちから伝えられた宮廷料理と、華北各地方の味がミックスした 中国北方料理。麦や雑穀が主食であったことから、小麦を原料とする餃子や包子、 麺類が発達。魚よりも肉料理が中心です。宮廷料理の流れをくんで、歯ざわりの良さ、やわらかさ、新鮮さ、香りに重点をおき、調理法は、揚げる、軽く炒める、 油で煎る、やわらかく煮る、ローストする、とろ火で煮る、あんかけなど、 バラエティに富んでいます。代表的料理は有名な北京ダック。

北京料理のレストラン
悦賓樓台北市忠孝東路一段47号 TEL 02-2321-2801 250〜300名
天厨菜館台北市南京西路1号2樓 TEL 02-2563-2380 300〜400名
知心園台中市 TEL 04-235-5367250〜300名
致美斎高雄市文横一路17号 TEL 07-291-9146300名

上海料理

江蘇菜、江浙菜、浙江菜とも呼ばれます。江蘇省、浙江省一帯の地方料理の 総称で、揚子江下流域を代表する料理です。麺などの簡単な食事から発達。 こくがあって甘く、油けが多く、色が濃いうえ、ふっくらと煮込んだ柔らかさを もつのが特徴です。 のちに上海の洋食風味付けが加わり、インターナショナルな味覚になり、現在は 宴会料理の主流になっています。 材料には海産物や淡水魚を多く用いるのが特色で、米飯にもあう料理も発達して います。煮込む、炒める、蓋をして蒸すように煮る、とろ火で煮込む、汁で長時間 煮る、土鍋で煮るなどが主な調理法。

上海料理のレストラン
金喜樓高雄市三多四路 -
嘉南大飯店嘉義市 TEL 05-233-5366300名
墾丁賓館墾丁公園内 TEL 08-886-1301250名

四川料理

四川省は揚子江上流の中国の穀倉地帯で、その土地の料理である 四川料理は、材料に豚肉をはじめ牛肉、鶏、川魚や野菜を多く使います。 また、小吃菜(前菜一品料理)が多いのも特徴です。 夏は猛暑、冬は極寒のため唐辛子をたっぷり入れるので料理の色は赤みがかっています。ゴマとカラシ、カラシ粉、ラー油などの各種香辛料を混ぜるため味は濃く、 酸っぱく、しびれるほど辛いです。 また、香りにも重点を置いています。 調理法はチリソース煮、カラシ炒め、宮保という辛く炒める方法、魚油という炒め方 が多いようです。 シロキクラゲ、キヌガサダケは珍味。また、ザーサイなどの漬物も美味しいです。

四川料理のレストラン
中華川菜餐廳台北市民生東路24号 TEL 02-2551-5068300名
驥園餐廳台北市敦化南路一段324号 TEL 02-2521-5341400名
聚香庭川菜餐廳台北市光復南路302号 -
富祥川菜餐廳台北市敦化南路21号 TEL 02-2773-5402 200〜250名

広東料理

「食在広州」の諺通り、今や中国料理の代表格。世界各地へ渡った広東人の 華僑により世界中に広められ、外国にある中華料理店のほとんどが広東料理です。 華南沿岸地方を代表する料理で、海産物を中心にフカヒレ、ツバメの巣など材料は バラエティに富み、料理の種類も非常に多いです。 ヘビ料理などのゲテモノ料理も特色の一つです。 澄んだ色と香りに重点をおき、色の配合も巧みで、味付けも材料の風味を最大限 に生かし、薄めでさっぱりしています。 したがって、「五滋六味」といわれる広東料理は、最も日本人に合った中華料理 であるといわれています。 煮物、炒め物のと並んで、炭や炉で焼く料理が多いのも特色。 また、有名な飲茶も広東料理の一種で、たいていの店では朝、 昼食時にやっています。

広東料理のレストラン
紅宝石酒樓台北市中山北路二段135号2樓 TEL 02-2571-1157-
統帥大飯店花連市 TEL 038-32-6123300名
中信大飯店花連市 TEL 038-22-1171300名
全国大飯店台中市 TEL04-321-3111300〜400名
台南大飯店台南市 TEL 06-228-9101300名

湖南料理

中国大陸の中心部、湖南省一帯の料理で、物産が極めて豊富なため、 料理の量が特に多いといわれています。 材料は伝統的な中国式ハムをはじめ、薫製や塩漬けなどで、 唐辛子をふんだんに使い、脂っこいのが特色。 四川料理に似て、酸味と辛みが強く、調理法は蒸し物、炒め物、煮物、薫製が中心。 入れ物に大変凝るのも特徴の一つで、盛り付けの食器がバラエティに富んでいるのには驚かされます。 蜜汁火腿と鳩の挽肉のメロン詰めはぜひ味わいたい湖南料理の双璧。 湖南料理は日本では珍しいので、食事のプランに入れることをおすすめします。

湖南料理のレストラン
金玉満堂台北市松江路152号3樓 TEL 02-2581-9151 300名
湘園台北市南京東路一段16号3樓 TEL 02-2521-4131 250〜300名
湘厨台北市中山北路二段123号-

石鍋料理

中華風韓国式鍋料理です。主に韓国産の石鍋を使用。鍋を熱し、肉を焼き、 ラー油などの調味料を入れた後、海老、魚団子、玉子餃子、台湾里芋、豆腐 、野菜などを入れ、出し汁を加えて煮込みます。味は韓国の鍋料理ほど辛い感じは なく、日本人に合った料理といえます。

石鍋料理のレストラン
東楽亭台北市吉林路369号 TEL 02-2597-0333150名

台湾料理

材料は海産物と肉類が中心で、広東料理と同様、フカヒレやツバメの巣もよく使われています。蒸し物、揚げ物、野菜料理のほか、スープの種類が多いのが特色。日本料理のように、出来上がりが精巧で見た目が美しく、彩りも鮮やか。味も、中華料理の中では一番あっさりしており、日本人の口に合います。

台湾料理のレストラン
東楽亭吉林路369号 TEL 02-2597-0333150名
欣葉双城街34-1号 TEL 02-2596-3255-
金葉中山北路二段137巷1号-

海鮮料理

台湾料理の一種で(広東料理も海鮮料理が盛ん)で、魚介類を専門にした料理です。 どの店も店頭や店内に大きな水槽を設け、泳ぎ回っている魚や海老、カニ、ウナギ、 貝類をすくい調理場で料理するので、新鮮そのもの。 台北や高雄には海鮮料理の専門店が多く、どの店も繁盛しています。値段は時価 ですが、ランチタイムには格安に食べられることもあります。 特に高雄や基隆、淡水、蘇澳、膨湖島の馬公などの港町では、なにをおいても まずは海鮮料理を味わってみたいものです。台南や嘉義でも美味しいです。

海鮮料理のレストラン
東区海覇王台北市南京東路四段55号1TEL 02-2596-3141 350名
北海漁村台北市杭州南路一段8-1号TEL 02-2357-3781 300名
新天地台中市 -
龍門高雄市 TEL 07-335-1188300名
カニの星高雄市 TEL07-211-6127-

飲茶

広東料理の一種で、お茶を飲みながらシューマイや餃子などの点心類を食べる 香港スタイルの昼食。看板も「港式飲茶」となっています。 11時から14時くらいのランチタイムにやっている所が多いですが、9時頃から 営業していて、遅めの朝食を楽しめる店もあります。 まず、ジャスミン茶、ウーロン茶、 緑茶、紅茶など好きなお茶を注文するとポットが運ばれて来ます。 そのあと小皿に盛られた点心類を数種類載せたワゴンがテーブルまでやってきますので、好きなものを注文します。 見ただけでは何かわからないものもあり、とてもおいしかったり、口に合わなかったりと当たり外れがあるのが飲茶の面白いところです。 なるべく3、4人で行き 、いろいろな種類の点心を一皿ずつ取るのが賢明です。 おいしかったらまた追加するのがいいでしょう。

飲茶のレストラン
康華大飯店台北市松江路306号 TEL 02-2521-5151-
紅宝石酒樓台北市中山北路二段135号2樓 TEL 02-2571-1157-
その他台北市内:國賓大飯店など
花連地区:中信大飯店、統帥大飯店など
高雄地区:國賓大飯店、凱撒大飯店(墾丁)など

蒙古料理

いわゆるジンギスカン料理で、バーベキューとしゃぶしゃぶが代表格。 羊肉、牛肉、豚肉、鹿肉、野菜などを大きな鍋で焼いて食べるのがバーベキューで 、これらの材料をさっとゆでて、ラー油、ゴマ油、醤油など20種類の調味料で 作ったタレにつけて食べるのが蒙古風しゃぶしゃぶです。 店によっては上記の2種類を同時に食べさせてくれる所もあります。 どこも食べ放題のバイキング形式。

蒙古料理のレストラン
唐宮台北市松江路283号2樓 TEL 02-2502-6752 -
天然亭台北市敦化北路166号 TEL 02-2713-9165250名

満漢全席

満漢全席とは、中国の清朝時代より伝わる、中国皇帝主催の宴席のことを指します。 その昔、中国の豪商たちが山海の珍味を用意し満漢全席と名付け、当時の皇帝に 献上したのが始まりといわれ、後にその美味しさ、贅沢さを更に極めて満漢料理を 完成させました。 宮廷での元日、大晦日、皇帝の大婚儀など、皇帝主催の祝宴には必ず出されていました。 清朝時代の宮廷料理、満漢全席は、大小菜合わせて数百種類にものぼり、 三日三晩はおろか一週間も宴が続いたといわれますが、現代の満漢全席は そのミニ版といったところ。 しかし、その粋は数百種類のメニューに優るとも劣りません。

満漢全席のレストラン
来来大飯店台北市忠孝東路一段12号 TEL 02-2321-5511 -
國賓大飯店台北市中山北路二段63号 TEL 02-2551-1111 -
環亜大飯店台北市敦化北路100号TEL 02-2715-0077-
金玉満堂台北市松江路152号 -
高雄中信大飯店高雄市大仁路43号 TEL 07-521-7111-

食事のコツ

中華料理は、基本的に最低4人くらいで店に入り、一人につき一、二品注文し、 スープも頼む、というのが一般的です。しかし、今では小人数で入れる店も増えて きましたので、二人連れでも問題ありません。 大きな店や日本人がよく来る店では日本語のメニューもありますし、日本語の できる従業員がいることが多いので、そう心配する必要はありません。 もし、日本語や英語のメニューがなく、言葉が通じない場合は、漢字を見て 適当に頼んでしまいましょう。日本の中華料理店よりはかなり安いですから 大丈夫でしょう。台湾では困った時には筆談という手があります。

お一人で旅行される方は、気楽にそこらの小さな食堂に入って食事をしたり、 屋台にチャレンジしてみるのもいいでしょう。 今の屋台は比較的清潔ですが、生物だけは避けた方が無難です。 また、やはり言葉が通じないのが不安だという方や、中華が口に合わないという 方は、街中にたくさんある日本料理店に行くか、もしくは、そごうや三越など デパートの地下のレストラン街に行くのがよいでしょう。 和、洋、中、韓となんでもそろっており、明るく清潔で気軽にいけます。 味もなかなかのものです。 台北駅の2階にもレストラン街があり、種類も豊富です。
とにかく台湾の食事は種類も値段もいろいろです。ぜひ試してみてください。